脂肪の代謝は体質により個人差があります。
その差は小さくありません。
炭水化物を沢山とっている割にあまり太らない人もいるのも事実です。
体質の違いといってしまえば簡単なのですが、生まれ持った資質であるため、後から変える事は難しいです。
でも、自分がどんなタイプかがわかれば、それに対応することは可能です。
では自分の資質、つまり体質を知るためにはどうすればよいのでしょうか?
そうです。あれです。
遺伝子検査です。
遺伝子検査、特に、糖代謝に関する遺伝子を調査するキットがありますので、調べる事をお勧めします。
日本人の3人に一人が、「β3アドレナリン受容体遺伝子」をもっていると言われています。
これはどういうことかといいますと、太古のむかしから飢餓に備えて、脂肪をきわめてゆったりと消費する、つまり、脂肪をため込むための遺伝子を持っています。
β3アドレナリン受容体遺伝子の傾向が強く出る方は、ちょっと運動したくらいでは簡単に脂肪は無くなりません。
特に女性にはその傾向が強いといわれています。
では、肥満に対応してゆくいくには運動するのが良いのでしょうか?
実は、運動で消費できるカロリーなんて知れています。
1時間で消費出来るカロリーなんて、たった1杯のごはんで全部吹き飛びます。
巷では、代謝を上げろ!と言いますが、運動での代謝よりももっと大切なことがあります。
一番大きなエネルギーは内臓の稼働なんです。
内臓は体のエンジンなんです。
食事は燃料です。
燃料を反応させるためには化学の世界では触媒となりますが(燃焼も含めて)人間の場合は生体反応ですから、消化酵素が必要なんです。
その大きなエネルギーから考えると、内臓代謝を上げなければなりません。